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球春到来

石川監督体制の初陣は、大田スタジアムでの一戦。シーズンオフにも関わらず、好球場での球初めに多くのメンバーが集う。

センター後方のスコアボードには、キャタピラーズとテクニシャンさんの文字が光る。

相手チームの妖艶な響きに、山田尚は不敵な笑みを浮かべていた。

 

初回、先発の有井は四球とタイムリーで点を失うも、その裏にはヒットと盗塁で自ら好機を演出し、1点を返す。

 

2回には、トリックプレーが炸裂する。

1塁走者の二盗に対して悪送球が連鎖してしまい、その間に走者は3塁を回る。しかし、最終的には本塁封殺に仕留め、キャタの新春隠し芸が成立。

ピッチャー有井はこれに応え、この日最速の112km/hを記録する。

 

3回には、この回からファーストに回った山田陽にビッグプレーが飛び出す。

1死1,3塁のピンチで、一塁線へのライナーを横っ飛び。スタートを切っていた1塁走者は戻れずダブルプレー!

早速チームを沸かすプレーを魅せた。

 

4回には、野田が右打席で安打を放ったり、T's望月にレフトオーバーの特大3塁打が飛び出すなど、2得点で同点に追いつく。

 

5回は、ダグアウト内の本格的なブルペンで入念に調整を行った大岩祐が登板。

危なげないピッチングで、父からのバトンを無失点で繋ぐ。

 

5回裏、時間切れにより最終打者となった山田尚が、レフト線へ鋭い当たりを放つ。

1塁ランナーが帰ればサヨナラの場面であったが、相手チームの見事な中継プレイに阻まれ生還ならず。

惜しくも、5ー5のドローでゲームセットとなった。

 

極寒の中でのゲームではあったが、キャタは4回まで毎回得点を記録。

時間切れ最終回もサヨナラ一歩手前まで行っただけに、次戦での打線爆発に期待したい。

[ 監督談 ]

 

まずは素晴らしい球場で対戦のお誘いをいただいたテクニシャンさんに感謝したい。

2023年の最終戦から約2週間ということもあり、例年であればチームはシーズンオフの時期ではあったが皆よく動けていたね。

先制されても慌てることなく、好投手相手に着実に得点を重ねて追いつき、もう少しで逆転というところまで持ち込めたのは素晴らしかった!

ブログ記事の通り要所でビッグプレーも飛び出して盛り上がったね。

 

2024年は今日のような試合を沢山しよう!!